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会報Vol.123

 

庭の沈丁花もほころび始め、木々には生まれたばかりの若い芽が顔を出しています。それでもまだまだ寒い日が続いていますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。

 

「スオミ」の再版については出版社からいまだに連絡はありません。以前から出版社のサイトでは絶版となっていますが、再版の予定が決まらない時は絶版と出ることを聞いていました。どちらにしてもこのまま絶版となるのは確定でしょう。研究会以外の方からもとても残念というお声をたくさんいただいています。「スオミ」から学んできたピアノの指導で大切なことや子どもに本質をわかりやすく伝えるアイデアは何らかの形で残していきたいですね。

(浜本)

 

それでは初めに第125回研究会の報告をいたします。

 

 

◆ 第125回研究会報告

 

日時 : 2024年8月21日(水)  10:00~12:00 (終了後、ステップの打ち合わせ)

会場 : 若葉文化ホール リハーサル室

内容 : スオミ・ピアノ・スクール 第1巻より

             P.69 「メヌエット」~

 

《内容》

「スオミ・ピアノ・スクール」第1巻

 

「スオミ・ピアノ・スクール 第1巻 」は今後手に入らないと思われるので、「音楽への旅立ち」が終了した生徒や同様のレベルの生徒に対して何のテキストに進んだらいいのか考えてみました。

 

「ギロック」は音楽を表現することを何よりも大切にしているという点で「スオミ」に近いものがあります。いろいろな曲集が出ているので生徒さんのレベルなど考慮して合うものを選んでください。

ロシア奏法によるピアノ教本「はじめの一歩 第3巻」や「はじめの一歩 曲集」には「スオミ 第1巻」と同じ曲も入っていて、奏法など共通点が多いです。

ただどちらも「スオミ」のような詳しい奏法についてのページや楽典、即興演奏などのページはありません。

「音楽への旅立ち」についても奏法や収められている曲ではロシア奏法によるピアノ教本「はじめの一歩 第1巻」がやはり近いです。

「まいぴあの ぷれ1、2」はクラスターから始まり、一本指で弾くといった点が「スオミ」と共通していると言えます。他にもクラスターや一本指から入る導入テキストはいろいろありますが、やはり「スオミ」のような総合的な内容が含まれている教本はありません。

これまでも「スオミ」と併用するテキストは必要でしたからその経験をもとに、いいと思われるテキストを選び、「スオミ」にしかない要素は指導者の方で工夫して補っていくということでしょうか。

 

● P.69 「メヌエット」

♪New ピアノスタディ6(ヤマハ音楽振興会)にもこの曲が「アレグレット」という曲名で載っている。

♪2小節単位で弾く。

♪拍子感をしっかり持って弾く。

♪左手から弾いてみると分かりやすい。

♪2小節目、4小節目など、2拍目が重くなることが多いので気をつける。

♪まず4分音符のみ(8分音符は弾かずに)弾いてみると曲の柱、流れがわかりやすい。

♪4分音符は基本ノンレガートで弾くが、アウフタクトの3拍目から1拍目、2、4小節目などの2拍目8分音符から次の小節1拍目まで、 また8小節目の1、2拍目にスラーをかけてもいい。

♪3段目左手は1拍目が休符で順次進行で下降しているが、他の段との違いを感じて。

♪音が4つ続くところは一つの手首の動きの中で弾く。(4回打つようにならないで)

 

● P.70「草原で」

♪作曲者の読み方はマルティン・フライ(ピティナ・ピアノ曲事典はフレになっている)​

♪草原を馬で駆けているとか、少女がスキップしているなど、いろいろイメージが浮かぶ。

♪馬が走っている前足の動きのように、歌いながら手を3拍1回転で動かしてみると8分の6拍子のノリがよく分かる。

♪左手の流れを感じて弾く。

♪Ⅳから始まるのは珍しい。そのためか軽やかに流れていく印象。

♪前半は4小節ひとフレーズで1音ずつ降りてくる。

♪前半のメロディーは4小節目、8章節目以外は全部スタッカート。

16 分音符が次の音につながりやすいが、指先でスタッカートする。

♪後半の3段目2小節目からのハーモニーの変化(Ⅵ度上のⅤ7→Ⅵ…イ短調からの借用、Ⅴ7→Ⅰ…ハ長調、Ⅱ度上のⅤ7→Ⅱ…ニ短調からの借用、Ⅴ7→Ⅰ…ハ長調 と暗くなったり、明るくなったりが交互にくる。)をよく感じて表現する。

例えば空が曇ってきたとか何か小さな問題が起きたとか…etc.イメージして。

♪最後の小節の左手に初めて右手と同じリズムが出てくる。重くならないように。

◆次回研究会

 

日時 : 2025年3月19日(水)  10:00~12:00

会場 : 千葉市生涯学習センター 音楽スタジオ

内容 : スオミ・ピアノ・スクール 第1巻より

P.71 「ソナチネ」~

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会報Vol122

記録的な暑さが続く毎日ですが、皆様にはお変わりなくお過ごしでしょうか。

「スオミ」の在庫切れが続いています。再版できないのは、フィンランドの出版社の体制が変わって担当する部門がなくなったことで再版の許可が降りないからとのことです。定期的に日本から連絡は続けているそうですが、今後同じもので再版することはむずかしいと思われます。許可の下りる作品だけを集めて1巻か2巻にまとめたものを作るという案も出ているそうですが、相当の月日がかかりそうです。
今年のピティナ・ピアノステップは、小原孝先生にトークコンサートをしていただけることになりました。今のうちに「スオミ」の素敵な作品を公の場で披露する機会を持ちたいと思いましたので、今回も「スオミ」の中の作品を入れていただけるようお願いしました。そのためチラシには、プログラムは「当日のお楽しみ」となっています。何を演奏していただけるのかワクワクしますね。トークコンサートはどなたでもお聴きいただけますので、ステップに参加されない方にもお声がけください。
(浜本)

それでは初めに第124回研究会の報告をいたします。

◆    第124回研究会報告

日時 : 2024年5月29日(水)  10:00~12:00
会場 : 千葉市生涯学習センター 音楽スタジオ
内容 : スオミ・ピアノ・スクール 第1巻より
P.67 「夕方のうた」~

 

 

《内容》
「スオミ・ピアノ・スクール」第1巻

 

● P.67 「夕方のうた」
♪    中田喜直作曲 「こどものピアノ曲」の6番。
旧東京音楽社版では 「二つの三連符エチュード : Schytte」が入っていたが、ヤマハ版でこの曲に差し替えられた。
♪    日没の風景が思い浮かぶ。刻々と空の色が変化していく様子が特にハーモニーの変化によって感じられる。
♪    左手は重音のレガートを大切に。
まずペダルなしでレガートになるよう練習してみる。
(P.28「重音をレガートに弾きましょう」を復習)
♪    同じ和音が続くところは特に手首を柔らかくして滑らかに。
♪    ペダルは下までフルに踏むのではなく、ハーフペダルで。
耳をよく使いながらいいと思う深さで踏んでいく。
♪    右手メロディの16分音符は語りかけるように歌う。
♪    左のペダル(ウナ・コルダ・ペダル)は繰り返しした時のPPの部分や3段目3小節目fis mollに転調する瞬間などに使うことで、効果的に音色の変化をつける。
♪    ウナ・コルダは単に音を小さくするためのものではなく、音色のためと考えること。より指先を意識して使う。

 

●   P.68 「メヌエット」
♪    メヌエットを踊るときのステップは2小節6拍で1セット。
6拍目と2拍目がプリエ(膝を曲げる)で1拍目と3拍目のエルヴェ(かかとを上げ脚を伸ばす)に伸び上がるところがダンス上のアクセント。 2小節目の1拍目にはアクセントが起こらないので、音楽とのクロス・リズムが生じる。
♪    メロディの前半1~5小節はC、Cis、D、Dis、Eと半音ずつ上がっており、後半9~12小節はG、Fis、F、Eというように半音ずつ下がっている。そのような全体の形、流れを頭に置いて弾く。
♪    楽譜によっては次のように音が少し異なっている。
・4小節目右手のDisがDになっている。
・8、16小節目の右手2分音符-4分音符    が逆の4分音符-2分音符    になっていたり、倚音なし の1音だけのこともある。
・13小節目左手1拍目が休符ではなくFの音になっており、3拍とも同じ高さのFの4分音符が並んでいる。
♪    Andante grazioso のようにあまり速くなく、優雅に。


◆    次回研究会
日時 : 2024年8月21日(水)  10:00~12:00 (終了後、ステップの打ち合わせ)
会場 : 若葉文化ホール リハーサル室
内容 : スオミ・ピアノ・スクール 第1巻より
             P.69 「メヌエット」~

会報Vol.121

 


新緑の眩しい季節となりましたが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。
新年度を迎えましたので、更新の手続きをよろしくお願いいたします。

昨年のちょうど今頃は「スオミ・ピアノ・スクール」の再版を願い、舘野泉先生をお迎えして講座を開催しました。早いものでもう一年が経ちました。
「スオミ・ピアノ・スクール」日本版が東京音楽社より出版されたのが1988年、その後東京音楽社が倒産し、「スオミ」は一旦絶版になりましたが、舘野泉先生のご尽力により、1996年にヤマハ・ミュージックメディアより復刊となりました。在庫が無くなるとフィンランドの出版社WASOYから許諾を取って再版が行われていたのですが、少し前にWASOYの体制が変わり、許諾が取れない状況になったようです。そのため第1巻と第2巻は在庫切れが続き、“音楽への旅立ち” もついに出版社で品切れとなってしまいました。もし状況の変化があれば、出版社から私の方へご連絡いただくことにはなっています。
生徒さんに「スオミ」を今後用意できなくなったらどのような方法があるのか、研究会でも考えていきたいと思います。
(浜本)

それでは初めに第123回研究会の報告をいたします。

◆    第123回研究会報告
日時 : 2024年2月12日(月・振休)  10:00~12:00
内容 : スオミ・ピアノ・スクール第1巻より

《内容》
「スオミ・ピアノ・スクール」第1巻

    P.61 「きり」
前回、「左手を上にする方が弾きやすい。」と書いていますが、2段目に移る時は、動く手は上に、という習慣から、右手を上に替えた方がいいのか、それとも左手を上のまま右手をCにスライドさせて弾く方がいいのかを皆さんともう一度考えてみました。
結果、どちらもありで弾きやすい方、好きな方で構わない。ただ4小節目左手DEsDのフレージングの最後の音の離鍵のためには左手が上のままの方が多少弾きやすいということでまとまりました。

    P.64 「むかしのおどり」
♪    このおどりはガボット。
※ガボットは4分の4拍子、または2分の2拍子で、アウフタクト(小節の途中)で始まるのが特徴。
♪    3拍目から始まっているが、3拍目が1拍目のようにならないように拍子感をしっかり持って弾く。
♪    8分音符以外、基本はノンレガート。
ただし1、2小節目や5、6小節目の1、2拍目をつなげて2音のフレージングにしてもいい。
♪    右手8分音符は軽く、横の動きを感じて。

    P.64 「あわれな音楽家」
♪    初めての2分の3拍子。
生徒には拍子についてここで充分に説明をする。
♪    右手の旋律はレガートで。
♪    左手重音は固くならないように。キーから指を離さず、少し指で撫でるようなタッチで。
♪    メロディをよく聴きながらペダルを使う。
♪    5、6小節目の1、2拍目はスラーが付いているように、1拍目に重さをかけて2拍目はフレージングの後ろの音として軽く優しく弾く。
♪    6小節目から7小節目の左手バス、半音階で下降する動きをよく聴きながら弾く。
♪    7小節目Ⅳ度第1転回形→8小節目Ⅴ度 で フリギア終止。
♪    7小節目左手は付点2分音符なので右手のAの途中までになる。
長さを正しく。
♪    繰り返しの時は強弱だけでなく、装飾音符で変化をつけたりしてみる。
例えば2、4小節目のそれぞれ1拍目や7小節目の2拍目などにつけてみる。

    P.65「リュートひき」
♪ 作曲者はJohan Christoph Friedrich Bach(1732年ライプツィヒ〜1795年ビュッケブルグ)。
ドイツ前古典派。
J.S.Bachの子どもたち(20人!)のうち音楽家になった4人の内の3番目の息子。
他の息子たちとの関係がよくわかる家系図をネットで見つけたので載せておきます。 

♪    リュートは15~17世紀を中心にヨーロッパで広く普及した楽器。
生徒さんには画像を見せながら説明してあげると良い。
♪    弦をはじくような短いスタッカーで。
♪    8分の3拍子。1小節をひとつに取るつもりで(1拍として)4小節で4拍子のような感じで弾く。
♪    1の指が黒鍵で始まるが、そのポジションで全部の指を用意して弾き出す。
1小節目と13小節目の指使いが異なるのはその後の音の進行によるもの。
♪    4小節目から5小節目、12小節目から13小節目は、FからBへ1の指で跳ぶことになるが、Fの前から1の指を立てて手首を前方へ突き出してBの音へ跳ばすと弾きやすい。
このFはフレーズの終わりの音なので、強くなったりしないように短くても丁寧に。
♪    左右が反行しているか並行しているかを意識して弾くといい。
左手の練習をよくするように。
♪    そっくりの曲が“プレインベンション”に「シュヴェービッシュ」という曲名でD durで入っている。

    P.65 「リコーダー」
♪    作曲者はJohan Georg Witthauer(ヨハン・ゲオルク・ヴィットハウアー)。
ドイツの音楽教育家、作曲家、教会音楽家。
♪    8分の6拍子。2拍子でとる。
1拍、つまり付点4分音符を1歩として歩くぐらいのテンポがいい。
♪    挿絵には2種類のリコーダーが描かれている。
この2種類のリコーダーでアンサンブルをしているような曲。
♪    9、10小節目ではソプラノリコーダーが上下に分かれる。
♪    その後11小節目で力強くユニゾンとなり、ドミナントへ。
♪    リコーダーのアンサンブルの代わりに、皆さんで上下に分かれて歌ってみました。
女声ではヘ音記号のパートは1オクターブ高くなってしまうので、立体感がなく、期待したほどではありませんでした。やはり音域は大切な要素ですね。
※    リコーダーの音域を調べてみると、この曲の一番下のFが出せるのはコントラバスリコーダーだけでした。
    P.66 「いなかのおどり」
♪    音階のパッセージが通常のC durの音階の指づかいとは異なっており、属音から始まるのに一番合理的な指使いが書かれていると思われる。
後に続く音が上がるか下がるかによって2通りの指づかいとなっている。
(P.24「ジェットコースター」の下降の音階部分も属音からで、通常のG durの指使いとは異なっている。)
♪    4分の2拍子。2拍目が重くならないように、拍子感を持って弾く。


◆    次回研究会
日時 : 2024年5月29日(水)  10:00~12:00
会場 : 千葉市生涯学習センター 音楽スタジオ
内容 : スオミ・ピアノ・スクール 第1巻より
P.67 「夕方のうた」~

 

 

 

 

会報Vol.120

 

 

2023年も残りわずかとなりました。
スオミ・ピアノ・スクール研究会は1993年に発足しましたので今年30周年を迎えました。
5月に舘野先生をお迎えして「スオミ・ピアノ・スクール」のセミナーを開催、続いて6月〜8月はオンラインセミナー「スオミ・ピアノ・スクール 指導法マスタークラス」があって忙しく過ぎておりましたが、皆様でぜひこの記念の年をお祝いしたく、神谷さんを中心に準備が進められました。
そして11月23日、スオミ・ピアノ・スクール研究会30周年記念パーティーを開くことができましたこと、とても嬉しく、心から感謝いたします。
30周年特別企画 “坂井百合子先生のビデオを観る会”も来年1月7日に決まりました。“音楽への旅立ち”と第1巻がヤマハミュージックメディアから復刊となった1996年の2つの講座をご覧いただくつもりです。スオミの原点に立ち返って、時代が変わっても大切なことを考える機会になれば、と思います。
(浜本)

それでは初めに第122回研究会の報告をいたします。

 

◆    第122回研究会報告
日時 : 2023年9月22日(金)  10:00~12:00
内容 : スオミ・ピアノ・スクール第1巻より

《内容》
「スオミ・ピアノ・スクール」第1巻
    P.59 「うずまき キャンディー」
♪    湯山昭作曲 “こどもの宇宙 2”(全音楽譜出版社)の中に入っている曲。
スオミ旧東京音楽社版では、ヴァシフ・アディゲザロフ作曲「長ぐつのおどり」という曲だった。
そこにはねこが傘を持って踊りながら長ぐつを飛ばしているユーモラスなイラストが描かれていたので、この曲に差し替えても、長靴を履いたねこや傘を入れたイラストにしたと思われる。
♪    2小節ずつのまとまりで、つまり4分の6拍子のように感じて弾くといい。
♪    3段目の左手が4分の2拍子を感じさせるヘミオラ的になっている。
このようなヘミオラの部分はどのように教えたらいいか、ということをチェンバリストの大塚直哉先生の講義でお聞きしたところだったのでそれをヒントにして、2段目までは1小節ひとつの三角形、3段目は2小節で大きな三角形(2拍が1辺)で指揮をするように取ってみると分かりやすい。
         ※ヘミオラはバロック音楽の終止カデンツで使われることが多い。
♪    2段目左手のF―E―Dはその前の右手メロディーを引き継ぐようになめらかに。
♪    4段目3小節目右D/Fのスタッカートは“こどもの宇宙2”ではついていないので、ないのが正しいと思われる。
♪    3、4段目2小節ずつp―mp―mf―f と階段式に大きくなっていくところは渦巻きが段々大きくなっていく様でもある。この変化をよくつけるように。
♪    ポジションの移動や手の交差は素早く準備する。

    P.60 「ためいき」
♪    作曲者コルネリウス・グルリットはドイツの作曲家。
♪    シンコペーションのリズムを大切に。
♪    3拍目の8分音符はタイの音をよく聴いてやさしく弾く。→ため息を表す音型
♪    タイの音はP.54の鋲を押すタッチで。
♪    2小節・2小節・4小節のまとまりで。
♪    メロディーは1拍目が休符だが、1拍目から両手で入るつもりでブレスをする。
♪    メロディーの初めの音(2拍目)が強くならないように。
     (以下会報掲載)

 

◆    次回研究会

日時 : 2024年2月12日(月)  10:00~12:00
会場 : 千葉市生涯学習センター 音楽スタジオ
内容 : スオミ・ピアノ・スクール 第1巻より
P.64 「むかしのおどり」 ~

 

◆    スオミ・ピアノ・スクール研究会30周年記念パーティー
11月23日、スオミ・ピアノ・スクール研究会30周年記念パーティ-が海浜幕張のホテル・ザ・マンハッタンで開かれました。
素敵な待合のお部屋に続くメインルームは映画「風と共に去りぬ」がテーマとなっていて、カーテンが映画のシーンで使われているものと同じものだそうです。

乾杯の後、なんとサプライズが‼️ 皆さまから素敵なお花と心のこもったメッセージがびっしり書かれたカードをいただきました。

さらに30周年アニバーサリーケーキまで。

ここまで長く続けられたのは会員の皆さんがいろいろ助けてくださっているおかげですから私の方こそ感謝の気持ちでいっぱいです。

舘野泉先生のCDがバックに流れる中でいただく美味しいお料理、ホテルのスタッフの方々の心のこもったサービス、何もかも完璧で幸せな時間でした。
デザートタイムに故・坂井百合子先生がお話されている懐かしい映像を皆さんに見ていただきました。坂井先生のお話に聞き入っているうちにあっという間に終わりの時間になりました。この続きはまた改めてゆっくり見たいというご意見が上がり、研究会特別番外編として“坂井百合子先生のビデオを観る会”を開くことが決まりました。

(浜本)


会報Vol.119

 

今年は記録的な猛暑が続く中、災害も多い夏でしたが、やっと朝夕に秋を感じる日々となりました。皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

9月に入り、ようやく今年度初めての会報をお届けします。
遅くなりましたが、更新の手続きをよろしくお願いいたします。

目まぐるしい8ヶ月でした。5月にカワイ表参道で「スオミ・ピアノ・スクール」〜監修者・クラシック界のレジェンド舘野泉氏を迎えて〜 を開催いたしました。昨年に続き、再び舘野先生をお迎えしての講座でしたが、初めて受講された方も多く、嬉しいご感想がたくさん寄せられました。神谷さんにセミナーレポートを書いていただきましたので載せております。その後、オンラインによる「スオミ・ピアノ・スクール」指導法マスタークラス 3期が始まり、8月末に全6回が終了したところです。
スオミ第1巻、第2巻は在庫切れの状態が続いております。出版社とのやり取りの中で、再版できるのか、曲を差し替えて復刊となるのか今のところまだ分かりませんが、スオミの理念、メソードは大切に残していかなくては、と改めて思いました。
(浜本)

それでは初めに第121回研究会の報告をいたします。

◆    第121回研究会報告
日時 : 2023年1月25日(水)  10:00~12:00
内容 : スオミ・ピアノ・スクール第1巻より

《内容》
「スオミ・ピアノ・スクール」第1巻
    P.52 「ありづか」
♪    デュベルノア(1800−1880):25の練習曲0p.176の16番が編曲され、4小節分短くなっている。
♪    全音から、「デュベルノア 2つの練習曲」としてOp.176とOp.120が出版されている。
♪ 左手と右手全音符の3声がテーマ。
テーマだけで8小節のフレーズを感じながら弾いてみる。
♪    1番上の8分音符は装飾音符のターンのように1小節を一つにとって軽いタッチで弾く。どこにもアクセントがつかないように。
♪    8小節目rit. e dim.をきれいに。編曲していない元の練習曲はdim.の記号だけでrit. は書かれていない。
♪    3、4段目は1、2段目の左手重音が分かれているだけだが、前へ進む感じが出てくる。
♪    4段目4小節目で終わったテーマの終わりの音Gが引き伸ばされたように最後の音まで4小節続いている。1小節ごとに(次の小節の頭の八分音符まで)スラーがついているように感じるべきだが・・・・・

     (以下会報掲載)

 

◆次回研究会

日時 : 9月22日(金) 9:00~11:00
(終了後、コミュニティセンターにて、ピアノステップの打ち合わせ)
会場 : 千葉市若葉文化ホール第2リハーサル室    
内容 : スオミ・ピアノ・スクール 第1巻より

 


 

会報Vol.118

 

の庭でセンリョウの赤い実がひときわ目を引くこの頃、中々コロナの脅威は消えませんが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。

2022年度の定例研究会の2回目は1月25日(水)にZoomで行うことになりました。通信会員の方もぜひご参加ください。

昨年は4月に舘野泉先生をお迎えして、初めてカワイ表参道の会場と録画配信両方での講座を開催いたしました。これまでお仕事でどうしても受講できなかったという方や、遠方の方にも(海外からも!)録画で受講していただけました。その後5月からオンラインによるスオミ・ピアノ・スクール 指導法マスタークラス1期を、10月から2期を行いました。お力のある素晴らしい先生方がたくさん受講してくださり、さらに3期への継続受講のご希望もいただいて驚いております。9月には私がコンサルを受けている先生のアドバイスで、3Days無料セミナーを初めて行いました。
こういった活動で「スオミ」の素晴らしさを広くお伝えできたと思いますが、今後も安定して多くの方に「スオミ」を使っていただき、出版し続けられるようにするためには継続していかなくてはいけませんね。
現在は1巻の在庫がなく、まだ再版の見通しは立っていないようです。
少しでも早く再版にこぎつけられることを期待して、今年も舘野先生をお迎えして、カワイ表参道で会場と録画配信での講座を開催いたします。今回は昨年できなかった2巻にも時間をかけたいと考えています。2年続けての開催は、「スオミ」がヤマハミュージックメディアから復刊されたとき以来初めてです。前回受講してくださった方はもちろん、新しい方もさらにたくさん受講していただきたいと思いますので、ご協力よろしくお願いいたします。                   (浜本)

それでは初めに第120回研究会の報告をいたします。

 

◆    第120回研究会報告
日時 : 2022年8月30日(金)  10:00~12:00
会場 : 千葉市生涯学習センター 音楽スタジオ
内容 : スオミ・ピアノ・スクール第1巻より

 

《内容》
「スオミ・ピアノ・スクール」第1巻
    P.48、49 「さぎょうのページ Ⅴ」
♪    右手でメロディを弾きながら左手でP.80「和音記号」の和音をつける。
P.81「和音のおうよう」から伴奏形を選び、伴奏付けをする。
♪    「スオミ」ではコードネームが英語表記と異なるところがあるので、混乱しないよう、英語表記に変えて教えてあげた方がいい。
H7→B7
Es→E♭
♪    メロディに指使いが書かれていないので自分で考えさせるといい。
♪    「ピーピーちっちゃなことり」は民謡だからか、クラシックの和音進行と異なるのでやらなくてもいいかも。

    P.50 「しまうまのおどり」
♪    左手5度の重音の練習。1と5の指がしっかり立っていること。
♪    タイトルにある「しまうま」は黒鍵と白鍵を含む和音からイメージしたのかも?
♪    左右とも黒鍵の前は素早く高い位置で準備する。
♪    同じ幅で順に下りてくるので譜読みが簡単。
♪    16分音符が重くならないように。

    P.50 「ミンカ」
♪    右手6度の手首のスタッカートの練習
♪    おいでおいでをするように手首から先をふったり、テーブルなどの上に腕を乗せ、手首から先を動かしたりしてみる。
♪    上から叩いてしまう場合は、ゆっくりキーに触ってから振り上げるようにしてみるといい。
♪    重音の上の音がはっきり出るように。
♪    C durに転調した後、左手バスがGからGisになり、a mollに戻る。このGisの音は大切に。
♪    手が小さい生徒は右手1、4ではなく、1、5で良い。その場合は「しまうまのおどり」と同様に黒鍵への早めの用意が必要。

   (以下会報掲載)

 

◆    次回研究会
  Zoomで行います。
日時 : 1月25日(水)10:00~12:00
内容 : スオミ・ピアノ・スクール第1巻より

参加される方は23日までに浜本(tazukohamamoto@gmail.com)までお知らせください。24日にZoomのURLをお送りいたします。
 


 

会報Vol.117

記録的な猛暑をはじめ異変が続いた夏でしたが、朝夕の風には秋の気配を感じる日々となりました。皆様お元気でお過ごしでしょうか。

 

久しぶりの会報になりました。

4月にカワイ表参道で開催しました講座「スオミ・ピアノ・スクール 〜監修者・ピアニスト舘野泉氏を迎えて〜」では皆様にご協力いただき、本当にありがとうございました。今回初めて録画配信も行い、会場と合わせて100名以上の方に受講していただきました。

都築さんから寄せられたレポートを掲載しております。

その後、ご案内したオンラインセミナー「スオミ・ピアノ・スクール」指導法マスタークラスには10数名の方がお申し込みされ、先日、全6回が終了しました。続けて指導法マスタークラス第2期を10月より行う予定です。

 

今年度の研究会更新のご案内が大変遅くなり、申し訳ございません。

2021年度の2回目の研究会が2022年1月31日にずれ込みましたので、2022年度は4月からとさせていただきます。

コロナはまだまだ収束の兆しが見えません。今後も研究会はオンラインで行うことが考えられますので、前年度と同様、正会員と通信会員の区別はなしにさせていただきます。

 

それでは初めに第119回研究会の報告をいたします。

  • 第119回研究会報告

日時 : 2022年1月31日(金)  10:00~12:00

内容 : スオミ・ピアノ・スクール第1巻より

 

《内容》

「スオミ・ピアノ・スクール」第1巻

  • ● P.44 「ペダル」

  • ♪生徒は目を閉じて右のペダルに足を用意する。先生が和音を弾くのを聴きながらペダルを踏む。和音が変わり、響きが濁ったら踏み変える。

生徒にとって、いつ和音が変わるのかは耳だけが頼りなので、聴くことに集中するようになる。

  • 初めてペダルを使うようになった時、この方法で、耳を澄ませ注意深く聴いて踏むということを体験する。

  • ♪ペダルの響きは“音楽への旅立ち”のP.41「とけいとかね」で既に体験している。

  • ペダルを踏むときに足のどの位置で踏むのか、また踵を床につけて踏むことは先に教えておく。

♪ 踏んだときのダンパーの動きも見せると良い。

 

  • ● P.44 「ペダルの練習」

♪ 今度は生徒自身で和音を弾きながらペダルを踏みかえていく。

♪ 楽譜ではなく鍵盤の図を見て、○印のついている黒鍵の3つの音域で下から順に両手で弾く。次の段になって和音が変わったら踏み直す。その後また1段目に戻り、繰り返していく。

  • ♪ペダルには踏みかえるタイミングや深さでいろいろな種類がある。

次の本で詳しく解説されているので是非ご覧ください。

ピーター・コラッジオ著「マエストロ・プロフォンドのすてきにピアノ」(現在はハンナ・刊)

第1巻 ペダリング

踏むタイミングではシンコペートペダル(ピアノランドの樹原涼子先生は切分ペダルとしている)、レガートペダル、トレッドペダル(同時ペダルのこと)の違いが分かりやすく書かれている。また深さのコントロールによるハーフ・ダンピングやハーフペダルの解説もある。

  • ♪同じくピーター・コラッジオ校訂でフィンガリング・ペダリング記号付 実用版「子供の領分」(ショパン刊)には、ピーター・コラッジオ先生独自の記号でいろいろなペダリングの指示が書かれており、大変参考になる。ただ残念なことにこの楽譜は絶版になっている。

 

  • ● P.45 「ハープひき」

  • ♪前のページのペダルはシンコペートペダルになるが、このアルペジオは同時ペダルに近くなる。

  • ♪シンコペートペダルと同時ペダルの間にも何種類ものペダルがある。

耳で踏むことができれば踏み分けることは可能。

● P.46 「ボートのうた」

以下会報掲載)

◆  次回研究会
 

  日時 : 8月30日(火) 9:00~12:00

  会場 : 千葉市生涯学習センター 音楽スタジオ

  内容 : スオミ・ピアノ・スクール 第1巻 より

  •  ※11月6日のピティナ・ピアノステップの打ち合わせもいたします

 

会報Vol.116

新春とはいえ、厳しい寒さが続いています。コロナの脅威もまだまだ収まらない状況ですが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。

昨年度の定例研究会は9月と12月の2回の予定でしたが、12月は日程が取れず、1月31日(月)に行うことになりました。Zoomで行いますので通信会員の方もぜひご参加ください。
一昨年中止になった第7回目ピティナ・ピアノステップは昨年11月21日(日)に無事開催できました。若葉文化ホールでの開催は4年ぶり!そこに関係者のみの入場、2部ごとの完全入れ替え制、検温、消毒、換気などの感染対策が加わり不安でしたが、抜群のチームワークで順調に進めることができました。
今年のステップは11月6日(日)若葉文化ホールで開催予定です。
昨年は5月から約3ヶ月、オンラインで「スオミ」の指導法セミナーを行いました。海外からの受講者の方もいらしてオンラインの大きな可能性を実感しました。
そして今年4月20日(水)舘野泉先生をお迎えして久保春代先生によるセミナーを開催いたします。昨年のオンラインセミナーの経験を生かして録画配信も行いますので、当日ご都合の悪い方や遠方の方(海外でも)も受講していただけます。スオミの素晴らしさを多くの方に伝える最後のチャンスになるかもしれません。遠く離れたご友人の方にもご案内くださいますよう、どうぞよろしくお願いいたします。                                          (浜本)

それでは初めに第118回研究会の報告をいたします。

◆    第118回研究会報告
日時 : 2021年9月3日(火)  10:00~12:00
内容 : ① レッスンの状況について
                   ② スオミ・ピアノ・スクール第1巻より

《内容》
①   レッスンの状況について
コロナ感染者が非常に増えてきた時期でしたので、初めにレッスンをどうしているか話し合いました。
全員オンラインレッスン、希望者のみオンライン、オンラインはしていない(学校に準じて、休校になったらレッスンも休みにする)とそれぞれでした。
オンラインレッスンならではの悩みや相談もありました。
・Zoomの入り方など生徒さんに上手く伝える自信がない。
・FaceTimeは比較的安定していて音もいい。ただし互いにiPhoneか iPadでなくてはいけない。
・Zoomは昨年と比べてかなり改善されてきており、音もよくなっているように感じる。
・Zoomの利点として、画面共有でホワイトボードや写真などを出すことができる。また教師側が2つ以上のデバイス(パソコンとiPhoneなど)で入って鍵盤や楽譜を見せることができる。
・生徒の電子ピアノの音が聞こえない。
    オンラインでは電子ピアノは音が小さくなるので音量を上げてもらう。デバイスをすぐそばに置いてもらう。

② 「スオミ・ピアノ・スクール」第1巻
●  P.36「三和音」
♪ 音階全ての音から和音が作られることと主要三和音について理解する。
♪ P.80「和音記号」も同時に教えるとよい。
♪ 転回形を教えるときは、根音、第3音、第5音の鍵盤に色の違うペンを置き、転回させるときに一番下のペンを1オクターブ上の鍵盤に移動して見せると視覚的に分かりやすい。
♪ 転回形の指使いがなかなか覚えられないという生徒さんの場合、まず右手第1転回形で1・2・5の指が選べないことが考えられる。鍵盤上にその指を置いてみてその指使いが自然だということを感じてもらう。
基本形、第1転回形と続けて弾くときは、指を鍵盤に準備して確認してから音を出すという練習をする。
音を出さないで鍵盤に指を置いていくだけの練習も効果がある。
●   P.37「かわいいハリネズミ」
♪ カバレフスキー「35のやさしい小曲集 こどもの冒険」(全音)に載っている。
♪ 2匹のハリネズミが戯れあってぶつかっているようなイメージ。
♪ 緊張感のある2度の響きを意識して。
♪ 左右の親指は立てて鋭いスタッカートで弾く。(アクセントは強くというよりも鋭くという感じで)
♪ 和音にして練習する。
♪ 急にPになるところは素早く用意して止め、Pの音を浮かべてから弾く練習をする。
●   P.37「スケルツオ」
♪ 「かわいいハリネズミ」と同じように左右の手が隣り合った和音でできている。
♪ 2拍子を感じて2拍目はアップで。(右手の親指が落ちないように)
♪ 左右の手首がつながれているように同じ動きで1小節を一つの流れで弾く。
 ただし、スラーが左手から右手親指までつながったような弾き方にならないように。
♪ 初めはゆっくり手の動きを意識して練習する。
♪ できるようになったら4小節ひとまとまりになるように弾きたい。
  1拍目左手5の指でできるメロディーを歌っていくようにする。
♪ 指先のスタッカートができれば、短くて比較的簡単な曲なので、「かわいいハリネズミ」とともにテキストのもっと前の方でやるのも可能。
♪ 指先のスタッカートは、床でジャンプしてもらい、そのとき膝を少し曲げて弾みをつけているのを感じてもらう。そして指でも同じように鍵盤に触れてから指先で弾むようにする。またはボールを指先で(ボールの弾みを指先で吸収しながら)つくイメージで。
●   P.38「和音れんしゅう」
♪ 楽典としてP.36からつながっている。
ここで主要三和音を弾くことでより理解できる。
♪ コードネームを覚えるのにもいい。
♪ 和音で弾いてから分散和音で弾く。(分散和音の動きが「スケルツオ」と同じ)
♪ 右手は1の指で弾く。
●   P.39「そっきょうのワルツ」
♪ P.38から続けてこのページに入るといい。
♪ メロディーの作り方として
①    初めは1小節にその和音の中の音を1つ使う。(バスの音と全部同じにならないように。)
②    2つの音を2分音符と4分音符で入れる。
③    3つの音を入れる。
④    8分音符や付点4分音符などを使ってもっと音を増やしてみる。
♪ ヤマハのグレードの即興演奏につながる。
♪ 自分で作って一番気に入ったものを楽譜に書き入れる。
●   P.40「サーカスだんのパレード」
♪ ⅠとⅤ7の和音の練習になる。
♪ 両パートが同じレベルなので生徒同士の連弾ができる。
先生と連弾する場合は両パートをやってみるといい。
♪ どんな楽器を表現しているのか想像してみる。
♪ オンラインでは生徒側がミュートにして先生の音に合わせて弾くと連弾が体験できる。(先生の音が小さい場合はヘッドフォンを使うといいが、その場合は自分の音が聞こえにくいという問題がある。)
●   P.42「さぎょうのページ Ⅳ」
♪ 長三和音と短三和音を聞き分ける。
♪ 和音の聴き分けのクイズとして、生徒に丸をいくつか書いておいてもらって、先生が和音を弾くたびに、長三和音なら丸(顔)の中に笑った目、短三和音なら泣いた目を書き込むという方法を紹介した。
♪ 「ひみつのことば」はドイツ音名を入れると、ANDANTE・FORTE・CRESCENDOとなる。
♪ 長調の和音を書くところは、長三和音を鍵盤で弾いてから書いてみる。
♪ このページはどれも短い時間にできるので、レッスンの中で少しずつ取り入れるといい。
●   P.43「ラトヴィア人のポルカ」
♪ 作曲者はラトヴィアの作曲家アルヴィツ・ジリンスキス(ジリンスキーと書かれているものもある)1905〜1993
♪ 伴奏型を3種類の中から選ぶようになっている。
  手の小さい子どもには中間部がオクターブをつなげるのが難しいため、この部分は①で弾くのがいいが、生徒に任せてもいい。
♪ 同じ曲が「ロシア奏法によるピアノ教本 はじめの一歩」の〈曲集〉に「ラトヴィア民謡」(P.10)として入っている。そこでは全部③の伴奏型になっている。また強弱も全く逆で、第1部と3部はmf、第2部はfとなっている。
♪ 強弱の違いで各部のイメージも変わってくるが、それぞれのニュアンスの違いを弾き分ける。

 

 

◆  次回研究会
 

次回研究会もZoomによるオンラインで行います。
通信会員の方も正会員と同じようにご参加いただけます。
日時 : 2022年1月31日(月) 10:00~12:00
内容 : スオミ・ピアノ・スクール 第1巻 より

 

参加される方は1月29日(土)までに浜本までメールtazukohamamoto@gmail.comでお知らせください。
前日にZoomのURLをお送りいたします。

 


 

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